世界の終わりに歴史を振り返る・・・
これまでのマーベルユニバースの歴史を改めてまとめ直すのが目的の本誌。
あまりマーベルの歴史を知らない人はもちろん、
ある程度知っている人にはキャラクター同士の繋がりや
有名な出来事の時系列のおさらいになります。
最近邦訳コミックを読み始めた人も、映画でアベンジャーズに興味を持った人も
原書に手を出し始めた人にもオススメできる作品です。
世界の終わりに際して、
リード・リチャーズ(ミスターファンタスティック)の息子である
フランクリン・リチャーズと
星のエネルギーを食べて生きている宇宙的存在ギャラクタスが
宇宙の成り立ちから様々な宇宙帝国の栄枯盛衰や
我々がよく知るヒーローたちの活躍などを振り返ります。
#1では宇宙の始まりから順にギャラクタスが語り始め、
クリーやスクラルなどの宇宙の帝国の成り立ちや、
現行のアベンジャーズ誌でも語られたセレスティアルズの地球初訪問や
原始時代のアベンジャーズにも触れられています。
オーディン、アガモット、ゴーストライダー、アイアンフィスト、
フェニックス、ブラックパンサー、スターブランドというメンバー。
パワーを代々伝えてきた人たちがずらりと勢揃いしていてかなりいいです。
アベンジャーズ誌でそろそろまた取り上げて欲しいです。
また、マーベル世界の最狂ヴィラン、サノスの誕生も
歴史の1ページとして語られます。
青い赤ちゃんがサノスです。
隣のコマは龍型宇宙人のフィン・ファン・フーム。
現行のアイアンマン誌の#1にも登場しました。
#1では西部開拓時代までの歴史が語られています。
#2以降はだんだんと馴染みのある時代に近づいてくるので
さらに楽しみです。
巻末には、その号で取り上げられた歴史が
過去のどのコミックに掲載されていたか、
それぞれのエピソードごとに紹介されていて
興味を持った作品にアクセスしやすい構成になっています。
History Of The Marvel Universe (2019-) #1 (of 6) (English Edition)
- アーティスト: Javier Rodriguez
- 作者: Mark Waid
- 発売日: 2019/07/24
- メディア: Kindle版
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