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アメコミ紹介「HISTORY OF THE MARVEL UNIVERSE #5」

ヒーロー同士の対立の時代へ・・・

(または小プロ、ヴィレッジブックスの時代)

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あぐらをかいて向かい合う

全てを創り出せる者と、全てを破壊する者。

マーベルユニバースを振り返る歴史の旅も

90年代後半から2000年代と、

 次第に我々の生きる現代に近づいて来ました。

 

90年代前半にはサノス、アポカリプス、

オンスロートなど強大なヴィランとの戦いが続きましたが、

それが終わると今度はヒーロー同士での戦いが

目立つようになります。

 

まず歴史的に大きなイベントとして

アベンジャーズが解散します。

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突如、アベンジャーズが拠点としている

アベンジャーズマンションが襲撃を受けて崩壊。

原因はアベンジャーズ最強クラスの能力を持つ

ミュータントのスカーレットウィッチの暴走でした。

アベンジャーズ・ディスアッセンブル』として

邦訳が出版されています。

その後、解散したアベンジャーズ

特殊能力を持つ犯罪者を収容するラフトの

ヴィラン脱獄事件をきっかけに

ニューアベンジャーとして再結成します。

これまでアベンジャーズ

レギュラーメンバーになったことのない

スパイダーマンルーク・ケイジ

加入しています。

世界的なスーパーヒーローチームでありながら、

市民にも寄り添った部分も持ったチームになりました。

また、スカーレットウィッチの暴走の件から

非情な判断もできるようにとウルヴァリン

メンバーに加えられています。

『ニューアベンジャーズブレイクアウト』に始まる

この後の活躍も数多く邦訳が出ています。

 

アベンジャーズ・ディスアッセンブル』と

ニューアベンジャーズ結成の後に

スカーレットウィッチは現実改変能力を使い、

ミュータント、特にマグニートを中心とする

スカーレットウィッチの家族が支配する世界を作り出す

『ハウス・オブ・M』事件が起こります。

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全ての人間が元の世界の記憶を消されて生きていましたが、

記憶を戻せるミュータントと

元の記憶を取り戻したヒーローたちによって

スカーレットウィッチの世界は元に戻されます。

その際に、彼女が「ミュータントなんていなくなってしまえ」と

願ったことで、世界からミュータントが

ほとんどいなくなってしまいます。

 

世界が元に戻った後、

キャプテンアメリカと『ウィンターソルジャー』が接触します。

これまでマーベルコミックの中で、

スパイダーマンのベンおじさんと共に

決して復活しない人と言われていたバッキーが復活しました。

この頃、暴走して街を破壊したハルクを

リードやトニー、ブラックパンサー、ドクターストレンジが

宇宙に追放してしまいます。

 

そして、ついにヒーロー同士の大規模な内戦

『シビル・ウォー』が勃発します。

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ヒーローたちの活動を正式に政府に登録して行うか、

登録せず権力から独立した存在でいるのか、

意見の相違からアイアンマン率いる登録賛成派と

キャプテンアメリカ率いる登録反対派が対立します。

タイトルから分かるように、

これが映画「シビル・ウォー キャプテンアメリカ」の

原案となった作品です。

 

『シビル・ウォー』のあと

キャプテンアメリカが暗殺されたり、

ハルクが地球に戻り、

自分を宇宙に追いやったヒーローたちに復讐したり、

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

宇宙の平和を守ったりしています。

 

そして、マーベル世界を揺るがす大事件

『シークレット・インベーション』。

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ヒーローたちの多くがスクラル人に入れ替わられ

地球が侵略の危機に陥ります。

誰も彼もが本物か偽物かと疑心暗鬼になり

ヒーローの間に不信ばかりが広がっていきます。

 

『シークレット・インベーション』後は

解決の立役者となった

ノーマン・オズボーン(グリーンゴブリン)が

新しいアベンジャーズダークアベンジャーズ』を作り、

国防を担うことになります。

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この画像の赤青のアイアンマンが

ノーマン・オズボーン扮するアイアンパトリオットです。

映画「アイアンマン3」にローディのスーツとして

登場したのがこちらのスーツです。

 

初めは真面目に国防に尽力していたオズボーンでしたが、

次第にグリーンゴブリンの部分が現れ暴走します。

この時期、地球にあったソーの故郷アスガルド

包囲戦『シージ』を仕掛けるも破れることとなります。

 

一方、『ハウス・オブ・M』で

数を減らしたミュータントでしたが、

新たに生まれたミュータントの赤ちゃんを巡り、

救世主として守りたいX-MEN

亡き者にしたい反ミュータント組織の間で

戦い『メサイア・ウォー』が勃発します。

戦いを終えホープと名づけられた赤ちゃんは

ケーブルと共に未来の世界で成長することになります。

 

そして現代に戻ったホープ

フェニックスの依代として選ばれます。

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近々宇宙からやってくるフェニックス・フォースを巡り、

過去のジーン・グレイの件から危険を感じ

対策を取ろうとするアベンジャーズと、

フェニックスの力でミュータントの復興を

狙おうとするX-MENが対立してしまいます。

アベンジャーズvsX-MEN』と呼ばれる事件です。

対立の結果、サイクロプスが投獄されるところで

今号はおしまいとなります。

 

なぜ(小プロ、ヴィレッジブックスの時代)と

冒頭で書いたのかと言いますと、

今号で紹介されている出来事のほとんどが

小プロさんとヴィレッジブックスさんから

邦訳が出版されているからなんです。

興味を持った出来事があったら、

『』で囲んだキーワードで検索していただけると

邦訳本が見つかるはずです。

シビルウォーはタイインというサイドストーリーも

邦訳されているので、

まとめて読んで楽しんでもらえたらと思います。

History Of The Marvel Universe (2019-) #5 (of 6) (English Edition)

History Of The Marvel Universe (2019-) #5 (of 6) (English Edition)