世界の終わり、救済の時に何が起こるのか?
宇宙人の救済を待つ中、
ある都市ではビルの高さをはるかに超える大津波が襲い、
ある都市では司令部が土砂に飲み込まれます。
タラとホトトのいる都市では、ものすごい雷とともに
多くのクリーチャーが襲来しました。
前回離れ離れになってしまったホトトのことを案じるタラ。
ですが、そんなことをする間もなくクリーチャーたちが
襲いかかってきます。
一方、ホトトは建物内の手術スペースに連れて行かれてしまいます。
そこでは医師がブレスレットをつけた子供たちから
腕ごとブレスレットを切って別の子供に付け替えていました。
そして医師から「これから宇宙に行くんだ」と言われ、
逃げ出してしまうホトト。
するとそこにもクリーチャーが現れますが、
守備隊により何とか助けられ救済の目印であるタワーへと向かいます。
タワーの麓で再会するタラとホトト。
その時、約束された救済の時間が訪れ、
子供たちのブレスレットが輝き出します。
一体何が起こるのか・・・。
光に包まれたまま次々と宙に浮かんでいく子供たち。
多くはブヨブヨの肉の塊になってしまいましたが、
ホトトは黒い何かに全身を覆われます。
そして光が広がり、辺りのクリーチャーを一掃。
空には5つの黒い蛹のようなものが残り、形を変えて、
やがて人の姿に変わっていきます。
そのうちの1人はホトト。
ずっとスーパーヒーローになりたいと言っていた少年が
とうとう本物のスーパーヒーローになりました。
なぜこのようなことが起こったのか。
全ては最高銀河系評議会が考えたことでした。
地球を観察した結果、3年以内で人類が絶滅することがわかり、
地球の人類を避難民として受け入れるのか、
それとも拒否してそのまま絶滅させてしまうのか、
受け入れなら緑、拒否なら赤で宇宙規模の多数決を取ることになります。
その結果、拒否が多数になってしまうのですが、
ある議員が、第3の選択として「ブレスレットを送ろう」と言い、
ブレスレットが地球に送り込まれたのでした。
WE LIVE第1部は地球にヒーローが誕生し、
人類絶滅の危機が少し遠くなったかなというところで終了します。
すでに続編の構想も発表されており、
内容もまさにこの続きのお話になるということなので、
出版が楽しみです。
また、「フリーコミックブックデイ」という
毎年恒例のアメコミ無料配布イベントでも
この作品の外伝が配布されるので、そちらも楽しみです。